【2025年最新比較】おひさまエコキュートとエコキュートの違い
2025.03.23

目次
おひさまエコキュートと通常のエコキュートの違いが何なのか気になっている方はいませんか?
また、購入するならどちらのエコキュートがお得なのか知りたい方はいませんか?
✅本記事の内容
- おひさまエコキュートとは?
- おひさまエコキュートと従来のエコキュートの違いは?
- おひさまエコキュートの5つのメリット
- おひさまエコキュートの4つのデメリット
- おひさまエコキュート取扱いメーカーごとの違い
- 太陽光併設時のおひさまエコキュートとエコキュートの経済効果の違い
✅本記事の信頼性
・現役の某太陽電池メーカーの営業マン「スポンジ」が監修(営業キャリア10年以上)
・営業実績は、住宅用太陽光発電200棟/月を販売継続(3年以上)
おひさまエコキュートは、2022年頃から販売がスタートした商品でまだまだ認知度が低いのも事実です。
この記事を見てもらえれば、おひさまエコキュートの基本的な知識やメリットデメリット、各メーカーごとの特徴や具体的な経済効果が理解できるようになります。
おひさまエコキュートとは?
おひさまエコキュートは、太陽光発電の電力を活用してお湯を沸かす次世代型の給湯システムです。
これまでのエコキュートは、夜間の安い電力を使ってお湯を作る仕組みでした。
ただ、夜間の電力も最近は値上がりをしており昔ほど安い電力でお湯が作れなくなってきました。
一方で、おひさまエコキュートは昼間に発電した電力を活用できるため、電気代の高騰を気にせずに使えるのが大きな特徴になります。
さらに、AI制御機能を搭載しているモデルもあり、天候やお湯の使用状況を自動で判断し、効率よくお湯を沸かします。
「太陽光発電の余剰電力がもったいない…」と感じることなく、しっかり活用できるので、太陽光発電を設置している家庭にぴったりです。
加えて、災害時には太陽光発電でお湯を確保できるため、停電時のライフラインとしても頼りになります。
おひさまエコキュートと従来のエコキュートとの違いは?
つぎに、おひさまエコキュートと従来のエコキュートの違いが何なのか見ていきましょう。
具体的に、下記5つの違いがあります。
- 電力供給方式の違い(太陽光発電活用方法)
- 制御システムの違い
- 設置方法と必要スペースの違い
- ランニングコストの違い
- メンテナンス方法の違い
それぞれ、詳しくみていきましょう。
1. 電力供給方式の違い(太陽光発電活用方法)
従来のエコキュートは、電気料金が安い夜間に電力を使ってお湯を沸かす仕組みです。
しかし、おひさまエコキュートは、昼間に太陽光発電で作った電力を活用するため、電力会社からの電気購入を最小限に抑えることができます。
これにより、電気代の削減だけでなく、余剰電力を有効活用できるので、再生可能エネルギーを最大限に活かせるのがポイントです。
2. 制御システムの違い(最適化制御特徴)
おひさまエコキュートには、AIを活用した最適化制御機能が搭載されているモデルもあり、天候や電力使用状況に応じてお湯を沸かすタイミングを調整してくれます。
さらに、エマージェンシー機能もあり、停電時でも最低限のお湯を確保できるようになっているので、いざというときの安心感が違います。
3. 設置方法と必要スペースの違い
おひさまエコキュートは、基本的な設置方法は従来のエコキュートと同じですが、太陽光発電システムと組み合わせて運用するため、屋根のスペースや設置環境をしっかりチェックする必要があります。
また、機器のサイズが大きくなるため、エコキュート単体よりも広めの設置スペースが必要になることもあります。
特に、基礎工事の際は耐震性を考慮した設計が求められるため、施工業者としっかり相談して進めるのがベストです。
4. ランニングコストの違い
従来のエコキュートは夜間の安い電力を使うことで光熱費を抑えることができますが、最近では電気料金の変動が激しく、夜間電力のコストメリットが薄れつつあります。
一方、おひさまエコキュートは、太陽光発電の電力を利用することで電気代の削減効果がより高く、電力価格の変動にも左右されにくいのが魅力です。
ただし、導入コストが高めなので、長期的なコストシミュレーションを行うことが重要です。
5. メンテナンス方法の違い
おひさまエコキュートは、従来のエコキュートと同様に定期的な点検が必要ですが、加えて太陽光パネルやパワーコンディショナーのメンテナンスも行う必要があります。
特にパワーコンディショナーは寿命が10~15年程度であり、交換費用として20万円ほどかかることがあるため、長期的なメンテナンス計画を立てることが大切です。
おひさまエコキュートの5つのメリット
つぎに、おひさまエコキュートの5つのメリットを見ていきましょう。
✅5つのメリット
- 光熱費削減効果
- 太陽光発電の自家消費率向上
- 停電時の給湯確保
- CO2削減効果と環境への貢献
- 補助金制度の活用
それぞれ詳しくみてきましょう。
1. 光熱費削減効果
おひさまエコキュートは、太陽光発電でつくった電力をそのまま給湯に活用できるため、電気代を大幅にカットできます。
パナソニックの試算では、一般的なエコキュートと比べて年間41%の光熱費削減が可能とされています。
従来のエコキュートは夜間の割安な電力を使うのが一般的ですが、電気料金の変動に左右されやすいのが難点でした。
その点、おひさまエコキュートなら昼間の太陽光発電を活用するため、電力会社の料金改定にも影響されにくく、長期的に安定したコスト削減が期待できます。
2. 太陽光発電の自家消費率向上
売電価格の低下が進む中、「発電した電力は売るよりも使ったほうがオトク!」という流れになっています。
おひさまエコキュートは、余剰電力を効率的に活用し、自家消費率をグッと向上させる仕組みです。
日中に発電した電気をそのまま給湯に活用できるため、電力会社からの買電を減らし、光熱費を抑えることが可能になります。
さらに、蓄電池と組み合わせることで、夜間でも効率的に電気を使えるようになり、エネルギーの自給自足に近づくことができます。
3. 停電時の給湯確保
災害時や停電時、お湯が使えなくなると困りますよね?
でも、おひさまエコキュートなら、太陽光発電が動いている限り、お湯を確保できます。
特に、従来の電気給湯器では停電時に機能しないケースが多いですが、おひさまエコキュートは発電した電力を直接活用するためお湯を作ることができます。
さらに、蓄電池とセットにすることで、夜間や天候不順時でもお湯を確保できるので、万が一の備えとしても心強いです。
4. CO2削減効果と環境への貢献
環境にやさしい暮らしを目指すなら、おひさまエコキュートは強い味方になります。
再生可能エネルギーを活用することで、CO2排出量をグッと抑えることができます。
パナソニックの調査によると、従来のエコキュートと比べて年間62%のCO2削減が可能です。
火力発電由来の電力を減らすことで、地球環境への負荷を軽減しながら、お財布にも優しい選択ができます。
カーボンニュートラルへの取り組みが加速する中、これからの時代にピッタリの給湯システムです。
5. 補助金制度の活用
「導入費用が高いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、国や自治体の補助金を活用することで、コストを抑えて導入することができます。
エコキュートには「家庭用エコキュート導入補助金」などが適用されることが多く、おひさまエコキュートなら追加の補助金を受けられるケースもあります。
自治体によっては独自の助成制度が設けられていることもあるので、導入を検討する際には事前に補助金情報をチェックしてみてください。
おひさまエコキュートの4つのデメリット
つぎに、おひさまエコキュートの4つのデメリットを見ていきましょう。
✅4つのデメリット
- 初期導入コスト
- 設置条件の制限
- メンテナンス
- 天候による影響
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 初期導入コスト
おひさまエコキュートは、太陽光発電システムと組み合わせるため、導入費用が高めです。
一般的なエコキュートの設置費用は50万円~100万円程度ですが、おひさまエコキュートは太陽光発電システム込みで150万円~300万円になるケースもあります。
ただし、補助金制度を活用すれば初期費用を抑えることができ、長期的には電気代の削減によってコスト回収が期待できます。
単なる「高い設備」ではなく、「投資」と考えると、その価値が見えてくるはずです。
2. 設置条件の制限
「どんな家にも設置できるの?」というと、実はそうではありません。
おひさまエコキュートは太陽光発電を活用するため、十分な日照条件が必要です。
屋根の向きや角度、影の影響を受けやすい場所では、思ったほど発電できず、期待したメリットが得られないこともあります。
また、屋根の強度やスペースの問題で設置が難しいケースもあるため、導入前にしっかりシミュレーションを行い、発電量や設置環境を確認することが大切です。
3. メンテナンス
おひさまエコキュートは、従来のエコキュートに加えて、太陽光発電システムのメンテナンスも必要になります。
パネルの汚れが発電効率に影響を与えるため、定期的な清掃や点検が欠かせません。
また、パワーコンディショナーは10~15年程度で寿命を迎えるため、交換費用(20万円)が発生する点にも注意が必要です。
メンテナンス費用を考慮して、長期的なコストを見積もることがポイントになります。
4. 天候による影響
「曇りや雨の日はどうなるの?」というのが気になる方もいると思います。
おひさまエコキュートは太陽光発電を活用するため、天候の影響を受けやすいのがデメリットの一つです。
冬場や雨の日が続くと発電量が減り、十分なお湯を確保できない場合があります。
そのため、発電シミュレーションを事前に行い、必要な発電量を確保できるか確認することが重要です。
蓄電池と組み合わせることで、曇りの日でも安定した運用が可能になります。
おひさまエコキュート取り扱いメーカーごとの違い
おひさまエコキュートを導入するなら、どのメーカーを選ぶかも重要なポイントです。
各メーカーごとに特徴が異なるため、機能やコスト、サポート体制を比較しながら、自宅に合ったものを選びましょう。
1. コロナ
コロナは、エコキュートの分野で長年の実績があるメーカーです。
おひさまエコキュートも高い省エネ性能を誇り、ヒートポンプ技術に強みがあります。
寒冷地対応モデルも充実しているため、冬の厳しい地域でも安定してお湯を供給できるのが魅力です。
さらに、独自の節電・節水機能を搭載し、ランニングコストを抑えながら快適に使える仕様になっています。
2. ダイキン
ダイキンのおひさまエコキュートは、高度なエネルギー制御システムを備えており、効率的な湯温管理が可能です。
特に、温度変化に敏感な環境でも安定した給湯ができるよう設計されており、寒冷地でも十分なパフォーマンスを発揮します。
また、耐久性の高い設計がされているため、長期間安心して使用できるのもポイントです。
3. パナソニック
パナソニックは、AIを活用した最適制御機能が特徴で、太陽光発電との連携に特化したモデルを提供しています。
発電した電力を最大限活用するため、電気代の節約と環境負荷の軽減の両方を実現できます。
また、スマホアプリと連携して運転状況をリアルタイムで確認できるモデルもあり、利便性の高さが魅力です。
4. 三菱電機
三菱電機のおひさまエコキュートは、AI制御による効率的な運転と、長寿命設計が特徴です。
特に、タンクの耐久性に優れた設計になっているため、長期間の使用を考えている方におすすめです。
また、独自の制御技術により、少ない電力で効率的にお湯を作れるため、経済性の高さも評価されています。
5. 長府製作所
長府製作所は、省エネ性能とシンプルな操作性が魅力のおひさまエコキュートを展開しています。
寒冷地向けのモデルもあり、低温環境でもしっかりとお湯を確保できる設計になっています。
また、操作が簡単で直感的に使えるため、機械が苦手な方にもおすすめです。
太陽光併設時のおひさまエコキュートとエコキュートの経済効果の違い
太陽光発電とエコキュートを併用すると、どの程度の経済効果が得られるのか見ていきましょう。
従来のエコキュートとおひさまエコキュートの経済効果を見ていく上での前提条件を記載いたします。
✅基本条件
・東京都在住
・エコキュートの消費電力は1.0kW
・エコキュートの稼働時間を6時間
・太陽光発電は4kW設置済み
・設置方位は真南で、設置角度は30度
・太陽光発電の売電単価は2025年度単価の15円/kWh
・従来のエコキュートと併設の太陽光発電の自家消費率は30%(つまり売電率が70%)
電気料金は、消費電力(kW)×稼働時間(h)×電力量料金(円/kWh)で計算することができます。
結論から言うと、太陽光発電+おひさまエコキュートは年間64,338円の経済メリットがあり、太陽光発電+エコキュートは年間36,175円の経済メリットとなりました。
おひさまエコキュートの方が従来のエコキュートよりも28,163円/年お得ということです。
1. 従来エコキュートと太陽光発電の経済効果
従来のエコキュートは、夜間の安い電力を活用してお湯を沸かす仕組みです。
今回は、下記の東京電力のスマートライフプランでお湯を沸かすことを想定します。
※東京電力のHPより抜粋
つまり、従来のエコキュートを1年使ったときの電気料金は、61,013円になります。(1.0kW×6h×365日×27.86円/kWh)
電気料金の値上がりが続いている現在では、夜間電力のコストメリットが薄れつつあります。
また、4kWの太陽光発電を設置している場合の1年間の推定経済効果は、下記のように97,188円です。
従来のエコキュートと太陽光発電の経済効果は、36,175円(97,188円‐61,013円)になります。
2. おひさまエコキュートと太陽光発電の経済効果
おひさまエコキュートは、昼間の太陽光発電の余剰電力を直接給湯に活用できるため、電気代の削減効果が大きいのが特徴です。
4kWの太陽発電であれば1日あたり12kWh(4,628kWh÷365日)の電気を作ることができるため、家で使う電気に加えておひさまエコキュートのお湯を沸かせられると想定します。
太陽光発電の電気でおひさまエコキュートのお湯を沸かすことができるので、おひさまエコキュートにかかる電気代は0円です。
ただし、本来ならば太陽光発電の売電金額として入る予定だった48,594円から32,850円(6kWh×365日×15円/kWh)が減るため、売電金額は15,744円になります。
つまり、おひさまエコキュートと太陽光発電の経済効果は、売電金額15,744円+自家消費金額48,594円の64,338円です。
昼間に発電した電力を無駄なく使い、さらに電力会社からの高い電気を購入せずに済んだことで、おひさまエコキュートと太陽光発電の経済メリットが高くなりました。
加えて、蓄電池と組み合わせれば、夜間や天候が悪い日でも安定した運用ができるため、より効率的なエネルギー活用が実現します。
このように、おひさまエコキュートは、売電価格の下落が進む中で、自家消費の割合を高めることで経済的メリットを最大化できる点が大きな魅力となっています。
おひさまエコキュートとエコキュートの違いを理解しよう!
今回は、おひさまエコキュートとエコキュートについてお伝えしました。
それぞれの特徴を押さえた上で、ライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
改めて、おひさまエコキュートのメリットデメリットを纏めます。
✅5つのメリット
- 光熱費削減効果
- 太陽光発電の自家消費率向上
- 停電時の給湯確保
- CO2削減効果と環境への貢献
- 補助金制度の活用
✅4つのデメリット
- 初期導入コスト
- 設置条件の制限
- メンテナンス
- 天候による影響
おひさまエコキュートは、太陽光発電の電力を活用することで光熱費の大幅削減が期待できます。
特に、売電価格の低下が進む中で、発電した電力をできるだけ自家消費するのが経済的にも賢い選択肢になっています。
一方で、導入コストの高さや設置環境の条件なども考慮する必要があります。
太陽光発電との組み合わせが前提となるため、十分な日照条件がないと期待した効果を得にくい点も理解しておきましょう。
「電気代を抑えたい」「環境に優しい暮らしをしたい」「災害時も安心できる設備がほしい」そんな方には、おひさまエコキュートが最適な選択肢になるでしょう。
逆に、「初期費用を抑えたい」「夜間の割安な電力を使いたい」という方には、従来のエコキュートも選択肢として考えられます。
どちらを選ぶにせよ、大切なのは自分の生活スタイルや住環境に合ったシステムを選ぶことです。
太陽光発電とセットで導入するなら、おひさまエコキュートが圧倒的におすすめです。
導入前にシミュレーションを行い、自宅の条件に合った最適なプランを選びましょう。