【京都市民必見】太陽光発電でさんさんポイントがもらえる『京都再エネクラブ』とは?
2025.08.15

目次
京都市内に住んでいて、太陽光発電や蓄電池を設置しようとしている方で「京都再エネクラブ」が何なのか気になっている方はいませんか?
✅本記事の内容
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京都再エネクラブとは?
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京都再エネクラブに入会する3つのメリット
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京都再エネクラブの入会から利用の流れ
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活用事例│京都再エネクラブの入会者の声
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京都再エネクラブに入会してポイントを有効活用しよう!
✅本記事の信頼性
・現役の某太陽電池メーカーの営業マン「スポンジ」が監修(営業キャリア10年以上)
・営業実績は、住宅用太陽光発電200棟/月を販売継続(3年以上)
せっかく、京都市内で太陽光発電や蓄電池などを設置するなら、ポイントがもらえる「京都再エネクラブ」はお得です。
この記事を読んでもらえれば、京都再エネクラブのメリットや利用方法の流れ、入会者の声などが理解できるようになります。
京都再エネクラブとは?
京都再エネクラブは、京都市が掲げる「2050年CO₂排出量正味ゼロ」の達成に向け、2022年度に誕生した市民参加型の制度です。
単なる環境施策にとどまらず、太陽光発電や蓄電池の普及促進を通じて災害時の電源確保や地域経済の活性化も狙います。
入会費・年会費は不要で、市内の住宅所有者や居住者なら誰でも参加可能です。
自宅の太陽光発電によるCO₂削減量を京都市はJ-クレジットとして集約し、これを購入する市内企業の資金をポイント原資として居住者に還元する仕組みです。
エネルギーの地産地消を進めながら、地域内での経済循環も生み出す——まさに環境と経済の両面から未来の京都を形づくる新しい取り組みと言えるでしょう。
設立の経緯と目的
京都市は気候変動対策の一環として、2050年までにCO₂排出量を正味ゼロにする「ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。
その実現のため、市民の生活に直結する太陽光発電の活用に着目しました。
特に災害時の非常電源としての役割や、地域経済との連動を重視しています。
こうした背景から2022年に京都再エネクラブが設立され、太陽光や蓄電池導入を支援することで、①再エネ導入の促進、②地域活性化、③災害時のエネルギー強靭化という3つの目的を同時に達成しようとしています。
単なる環境政策ではなく、市民・企業・行政が一体となって持続可能なまちづくりを進めるための共創プラットフォームなのです。
制度概要
京都再エネクラブは2022年度からスタートし、対象は京都市内の住宅所有者または居住者です。
入会費や手数料、年会費などは一切不要になります。
加入者は太陽光発電によるCO₂削減量を年1回報告し、それをもとに「さんさんポイント」が付与されます。
ポイントは市内限定で利用でき、加盟店での買い物やサービスに充てられます。
制度運営は市が主導しつつ、地元企業や団体とも連携しています。
企業はJ-クレジットを購入することで自社の脱炭素化を推進でき、その資金が市民還元につながるため、まさに地域ぐるみでのエネルギー循環モデルとなっています。
環境貢献と生活メリットが同時に得られる点が、多くの参加者を引き寄せています。
京都再エネクラブの仕組み
制度の核となるのがJ-クレジット制度の活用です。
太陽光発電によるCO₂削減量を「クレジット」として国が認証し、それを企業が購入できる仕組みになっています。
京都再エネクラブでは、市民から集約したクレジットを市内企業が購入し、その資金を原資にポイントを付与します。
企業は自社の環境価値を高めつつ、地域への還元にも貢献でき、市民は得たポイントを地元店舗で利用が可能です。
これにより、再エネ導入→CO₂削減→企業購入→ポイント還元→地域消費という好循環が生まれます。
環境と経済を一体化させたこの仕組みは、持続可能なまちづくりのモデルケースとして全国的にも注目されています。
さんさんポイントの特徴
さんさんポイントは京都市内限定で使える電子ポイントで、1ポイント=1円として加盟店で利用できます。
2025年8月時点で加盟店は48店舗にのぼり、スーパーや飲食店、サービス業など生活に密着した店舗が揃っています。
具体的には、エディオン店舗、ふたば書房、当社ENCでもご利用いただけます。(他利用可能な店舗一覧)
有効期限は制度利用規約で定められていますが、利用者にとっては身近な支出に充てられるため、現金同様の価値があります。
ポイント原資は企業が購入したJ-クレジットの対価で、地域経済に還元される点が特徴です。
環境貢献がそのまま生活メリットとして返ってくる仕組みは、参加意欲を高めると同時に、地元消費を促し経済循環を加速させています。
京都再エネクラブに入会する3つのメリット
京都再エネクラブに参加する最大の魅力は、環境貢献と経済的メリットを同時に享受できることです。
導入時には高額のポイントが付与され、さらに継続的な還元も受けられます。
加えて、電気代削減との相乗効果により、設備投資の回収期間を短縮することが可能です。
地元店舗でポイントを使うことで、家計に直接プラスになるだけでなく、地域経済の活性化にも寄与できます。
また、太陽光や蓄電池が災害時の非常電源として機能するため、防災面の安心感も得られます。
経済性・防災性・環境性の“三拍子”が揃った制度は、参加者に長期的な価値をもたらします。
導入支援ポイントがもらえる
新規導入時のポイント付与は特に魅力的です。
太陽光発電と蓄電池を同時設置した場合は20万ポイント、蓄電池のみの追加設置は10万ポイント、V2H充放電設備も10万ポイントが付与されます。
これらのポイントは初期投資負担を軽減し、導入ハードルを下げる役割を果たします。
ポイントは地元店舗で使えるため、実質的なキャッシュバックとして生活費に充当可能です。
環境に優しい設備導入が、経済的にも家計を助けるという“二重のメリット”が得られます。
継続的にポイント還元がある
導入後も毎年ポイント還元があるのが、この制度の強みです。
平均的には年間約3,000ポイント(3,000円相当)が付与され、太陽光発電容量や自家消費量に応じて変動します。
算定には年1回の発電量・売電量の報告が必要ですが、これはオンラインで簡単に手続きできます。
長期的に見れば、継続還元は家計に確かなプラスをもたらします。
また、この仕組みは利用者に節電や自家消費拡大を促す効果もあり、環境負荷低減に向けた行動変容を自然に後押しします。
経済的に効果が得られる
ポイント還元と電気代削減の相乗効果により、設備の初期投資回収期間を短縮できます。
例えば、蓄電池併用で昼間発電した電気を夜間使用すれば、電力購入量が減り、年間で数万円単位の電気代節約も可能です。
これにポイント還元が加わることで、総合的な経済効果はさらに拡大します。
長期的には設備寿命を通じて家計への累積メリットが大きくなり、再エネ導入が“お得な選択”になることを実感できるでしょう。
京都再エネクラブの入会から利用の流れ
京都再エネクラブへの参加は、流れさえ把握すれば難しくありません。
基本は「条件確認→オンライン申請→審査→ポイント利用開始」の4ステップです。
引用:京都再エネクラブ
まず対象住宅や設備の条件を満たしているか確認し、必要書類を準備します。
申請は公式ポータルサイトからのみ受け付け、郵送・メールでは不可です。
審査後、およそ1か月半でポイントが付与され、市内加盟店での利用が可能になります。
なお予算上限に達すると受付終了となるため、申請は早めが安心です。
制度を賢く活用するためには、手順と期限を事前に押さえておくことが肝心です。
入会資格・条件
対象は京都市内の専用住宅を所有または居住している方で、太陽光発電システムを申込日から2年以内に設置していることが条件です。
蓄電池やV2H設備の追加設置も対象になりますが、設備要件を満たしていなければ申請できません。
申請期間は2024年4月15日~2025年3月17日ですが、予算枠に達すれば早期終了の可能性もあります。
条件や期限を正確に把握し、余裕を持った申請計画を立てることが、ポイント獲得への第一歩です。
申請手順
申請はオンライン限定で、まず公式サイトから必要書類を確認し準備します。
書類には設置証明や発電・売電量がわかる資料などが含まれます。
フォーム入力後に申請を送信し、審査に入ります。
およそ1か月半後、承認されればポイントが付与され、市内加盟店で利用可能になります。
なお、おひさまエコキュートの補助金申請は2026年1月30日までと期限が異なるため注意が必要です。
オンライン操作が苦手な場合は、事前に家族や知人のサポート体制を整えておくと安心です。
注意点
この制度は事後申請制で、設備設置完了後でなければ申請できません。
また、予算上限に達すると期間内でも受付が終了します。
申請はオンラインのみで、郵送やメールでは不可です。
さらに、書類不備があると審査が遅れるため、提出前に必ず確認しましょう。
期限・条件・必要書類を正確に把握し、計画的に申請を進めることが成功の鍵です。
活用事例│京都再エネクラブの入会者の声
京都再エネクラブに入会した方の声を一部紹介していきます。
京都市北区のAさん(40代)は、太陽光発電と蓄電池を同時設置して20万ポイントを獲得しました。
「防災にも備えられ、地元スーパーでの買い物にも使えるので家計も助かる」と語ります。
南区のBさん(30代)は、蓄電池追加設置で10万ポイントを受け取り、家族で外食に利用されました。
「地域のお店を応援できるのが嬉しい」と笑顔です。
参加者の多くが、経済的メリットと地域貢献を同時に実感しており、ポイント活用が日常に溶け込んでいます。
この制度は暮らしの質を高めるだけでなく、環境意識を自然に高める効果もあります。
また、当社ENCでもさんさんポイントは利用できるため、防災兼アウトドア用のポータブル蓄電池の購入を検討される方もおられます。
京都再エネクラブに入会してポイントを有効活用しよう!
京都再エネクラブは、再エネ導入支援と地域経済活性化を両立させた先進的な制度です。
入会費・年会費なしで、高額な導入ポイントや毎年の継続還元を受けられるため、家計にも直結するメリットがあります。
さらに災害時の電源確保やCO₂削減といった社会的意義も大きく、“環境・経済・防災”の三拍子が揃います。
ポイントは市内限定利用で地元消費を促し、地域循環型の経済構造を支えます。
2050年のCO₂排出量正味ゼロを目指す京都市のビジョンに貢献しつつ、暮らしに実益をもたらすこの制度です。
特にデメリットは見当たらないので、条件や期限を確認し、予算枠が埋まる前に申請することが賢い選択です。